世界的人気を誇る『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』の生みの親、鳥山明さん。
今回の記事では、長男・佐助さん、長女・きっかさん、そして謎に包まれた次女、さらに妻・みかみなちさんの人物像、そして愛知県の自宅兼事務所「バードスタジオ」に至るまで、鳥山家の知られざる素顔に迫ります。ぜひご覧ください。
鳥山明の長男・鳥山佐助
鳥山明さんの長男、鳥山佐助さんは1987年4月生まれ。2025年5月時点で38歳です。佐助さんについては、職業や活動は公表されていないものの、一部では父の創作活動を裏から支える存在だったのではないかと推測されています。父親が世界的漫画家という大きな影響のもとで育ちながらも、目立つことなく家族を守り、表舞台に立たない生き方を選んだようです。


佐助さんは、家族を支える調整役として重要な役割を果たしてきたのかもしれません。家業の事務や経営に関わっていた可能性もあります。鳥山家は全体としてプライバシーを重視しており、子供たちの情報がほとんど明かされないのはその方針の一環です。
鳥山明の長女・鳥山きっかはイラストレーター
長女の鳥山きっかさんは1990年生まれ、現在34歳です。幼少期から絵を描くことが好きで、広告の裏紙にキャラクターを描いていたといいます。中学時代には「読売国際漫画大賞」のジュニア部門に挑戦し、新聞に取り上げられたこともありました。
きっかさんは現在、「キッカ」名義で活動するイラストレーターで、ロックバンド「凛として時雨」とのコラボTシャツ、

レディースブランド「MIDDLA」のデザイン、劇団の衣装やパンフレット作成など、実に多様な仕事を手がけています。

彼女の作品は、独自の世界観と力強いタッチ、そしてどこか父親の影響を感じさせる雰囲気が魅力です。現在はSNSでの発信は控えめですが、過去の作品は多くのファンの記憶に残り続けています。
鳥山明の次女
鳥山明さんの次女については、長男・長女と異なり名前、生年月日、職業といった情報は一切公表されていません。家族のプライバシーを守るという鳥山さんの強い意向があったため、次女の存在は一般にほとんど知られておらず、メディアにも登場したことがありません。
一部では、次女も創作活動やアートに関わっているのではないかと噂されることがありますが、それはあくまで憶測にすぎません。長女のきっかさんが華やかな活動をしている一方で、次女はあくまで一般人としての静かな暮らしを選び、その選択が家族の中で尊重されているのです。鳥山家の「必要以上に注目を集めない」という家族方針は、多くの有名人家庭にとって学ぶべき点かもしれません。
妻・みかみなちは元漫画家
鳥山明さんの妻は、元少女漫画家のみかみなちさん(本名・鳥山由美さん)です。1976年に『モーニングキッスは恋の味』でデビューし、主にロック系コメディ漫画を執筆しました。1982年に鳥山明さんと結婚し、その後1985年には漫画家を引退。以降は夫の創作活動を陰で支える立場となり、家庭を守り続けました。

二人の出会いはなんと鳥山さんがかけたイタズラ電話。そこから交流が始まり、互いのセンスやユーモアに惹かれ合い、やがて結婚に至りました。漫画界では珍しいエピソードとして有名です。みかみさんは『ドラゴンボール』の必殺技「かめはめ波」の名付け親としても知られ、さらに物語の誕生自体も彼女の何気ない一言から生まれたといわれています。例えば、「うちの旦那はジャッキー・チェンの映画を観ながら漫画を描いている」という発言が、後の『ドラゴンボール』誕生のきっかけになったという裏話もあります。

鳥山さんは生前、「あのセンスと知識にはかなわない」と妻を高く評価し、公私ともに深い信頼を寄せていました。漫画家として一時代を築いた彼女は、結婚後は家庭に専念し、夫と子供たちの成長を温かく見守る存在に。漫画家夫婦ならではの独特な感性は、家庭内の会話や子育てにも大いに生かされていたことでしょう。
また、彼女の存在は創作活動における精神的な支柱でもありました。鳥山明さんは人づきあいが苦手で知られていましたが、家庭内では妻が相談相手となり、時には創作のアイデア提供者、時には良き批評家として側にいたといわれています。子育ての現場では、長男・佐助さん、長女・きっかさん、次女の育成にも尽力し、家族全体の土台を支えたのです。夫婦としてだけでなく、クリエイター同士としても互いを認め合っていた二人の関係は、漫画界の理想の夫婦像として今後も語り継がれていくことでしょう。
愛知県の自宅兼事務所「バードスタジオ」 ─ 鳥山ワールドの発信地
鳥山明さんはデビュー後も生涯愛知県に住み続けました。自宅兼事務所の「BIRD STUDIO(バードスタジオ)」は愛知県清須市にあり、外観はポップでカラフル、まさに鳥山ワールドを象徴するデザインです。

漫画家として成功した多くの人が東京へ移住する中、鳥山さんは人づきあいの少ない田舎暮らしを選びました。この選択は創作に集中できる環境であると同時に、家族にとっても心地よい空間を提供していました。「バードスタジオ」は法人化され、年商30億円超、申告所得7億円超という莫大な収入を生む一方、鳥山家の心安らぐ場所としての役割も果たしてきました。ここから『ドラゴンボール』や『ドラクエ』の数々のキャラクターが生み出され、世界中のファンを魅了し続けたのです。
まとめ
鳥山明さんに子供は3人
長女のきっかさんはイラストレーター
鳥山明さんの妻は元漫画家のみかみなちさん
鳥山明さんの自宅、BIRD STUDIO(バードスタジオ)愛知県清須市にある
以上最後までお読みいただきありがとうございました!