乃木坂46の元メンバーであり、現在は女優として活躍する深川麻衣さん。その若き日々には、芸術への情熱と地道な努力が詰まっています。静岡県磐田市で育ち、芸術科の高校で学び、ダンススクールで技術を磨いた彼女の青春時代をたどります。
幼少期から中学時代：芸術への目覚め
1991年3月29日、静岡県磐田市に生まれた深川麻衣さんは、磐田市立福田小学校を卒業後、磐田市立福田中学校に進学しました。小学生の頃は、モーニング娘。が好きで、駄菓子のシール集めをしていたそうです。しかし、将来の夢はイラストレーターや和菓子職人であり、芸能界に強い憧れを抱いていたわけではありませんでした。
中学時代は美術部に所属し、絵を描くことに熱中していたそうです。また、ファッション雑誌を読み始めたことをきっかけに、芸能関係の仕事に興味を持ち始めました。母校で行われたドラマ『WATER BOYS2』の撮影を見学し、ドラマ制作の現場に感動したことも、芸能界への関心を深める要因となりました。
このように、深川さんの芸術への目覚めは、幼少期から中学時代にかけて育まれていったのです。
高校・専門学校時代：芸能界への第一歩
高校は浜松江之島高校の芸術科に進学し、油絵や日本画を学びながらデザインを専攻しました。高校1年生の時には、静岡県浜松市のダンススクール「ヒーローズアカデミー」に入学し、歌やダンスのレッスンを受けています。
高校卒業後は、愛知県名古屋市にある二年制の服飾専門学校へ進学し、ファッションについて学びました。2010年8月には、ローリーズファームが主催する『kawaii EXPO 2010』のモデルオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルとして活動を開始しました。
専門学校卒業後、芸能界への憧れが捨てきれずに上京し、アルバイトで生計を立てながら、女優やモデルのオーディションを受ける日々を送りました。母親からは「1年やってみてダメだったら帰ってきなさい。ただし、お金は自分で貯めなさい」と言われ、自立した生活を送りながら夢を追い続けました。
乃木坂46時代：アイドルとしての飛躍
2011年8月、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、アイドルとしてのキャリアをスタートさせました。オーディションではaikoの「KissHug」を歌い、合格後は乃木坂46のレッスンを受けながら活動を開始しました。
2012年2月22日、乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」のカップリング曲「左胸の勇気」「失いたくないから」でCDデビューを果たしました。その後、2012年8月発売の3rdシングル「走れ!Bicycle」で初の選抜メンバーに選出され、2016年3月23日発売の14thシングル「ハルジオンが咲く頃」で初のセンターを務めました。
2016年6月16日、静岡県のエコパアリーナで開催されたコンサートをもって乃木坂46を卒業しました。卒業後は、芸能事務所テンカラットに所属し、女優としての活動を本格化させました。
女優としての新たな挑戦
乃木坂46卒業後は、芸能事務所テンカラットに所属し、女優としての活動を本格化させました。2018年には映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で初主演を務め、第10回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞しました。
その後も、NHK連続テレビ小説『まんぷく』や大河ドラマ『青天を衝け』などに出演し、着実に女優としてのキャリアを築いています。また、2023年7月11日には、出身地である磐田市の「静岡いわたPR大使」に就任し、地元への貢献も果たしています。
まとめ：芸術と努力が紡いだ青春の軌跡
深川麻衣さんの若い頃からの歩みは、芸術への情熱と努力に満ちたものでした。幼少期から中学時代にかけて育まれた芸術への興味は、高校・専門学校時代にさらに深まり、乃木坂46でのアイドル活動を経て、現在は女優として活躍しています。今後も彼女のさらなる活躍が期待されます。
